いきなり!ステーキの一ノ瀬社長直筆のメッセージがお店に貼り出された。「このままではお店を締めることになってしまう」。
企業経営やPRの観点からみると色々つっこみどろ満載なマーケティングだけれど、私には死活問題だ。私の筋肉の2割くらいは間違いなくいきなり!ステーキで育て上げられているものだからだ。
東京のような都会であればいきなり!ステーキがなくなっても代替となるステーキ屋さんは多くある。牛丼の松屋の系列が運営しているステーキ松屋などが今後勢力を拡大していくのかもしれない。
しかし、私達のような地方民は近所にステーキハウスができること自体が奇跡、言ってしまえばミラクルである。
そんな窮地に陥ったないきなり!ステーキ。
貯めている肉マイレージを使い切らないとイヤな予感がする…
そういうこともありステーキを食べに行ってきた。
接客が変わっていた
一ノ瀬社長の直筆メッセージはいきなり!ステーキのお店の中では確認できなかった。実際にこの目で見てみたかった。残念だ。
しかし、いつものいきなり!ステーキとは違う点がいくつも見受けられた。駐車場にクルマを停めて店内に入ったら店員さんが待ち受けていて席に誘導された。
これは今まで一回もなかったことだ。大体フロアで作業している人が見つけてくれて席に案内されることが普通であった。これはどんなファミレスでも同じようなものだと思う。
店員さんが疲れてしまわないか心配だ。
提供される食事にも変化が
注文したのはワイルドステーキ300gのランチセットのライス抜き。付け合せはコーンからガーリックに変更だ。
ランチタイムはステーキの価格でサラダとスープがついてくる。高い高いと言われてるいきなり!ステーキもランチに行けばお値打ち感がある。
注文するとすかさずサラダとスープが提供される。全然いきなり!ステーキじゃないと思いながらも最初にサラダを食べると血糖値の急な上昇が抑えられて健康にいいらしい。太りづらくもなるらしい。
そして見て欲しい、このサラダを。
いつもより1.5倍くらいな気がする。山盛りだ。そう山盛りなのだ。しかもシャキシャキだ。
いきなりステーキのサラダといえば作り置きされてラップにかけてあるもが提供されて夕方前くらいの時間になると萎びたものが出てくるのはもはや様式美になっていた。
けれど昨日は違う、シャキシャキの大盛りなのだ。
サントリー黒烏龍茶の復活
いきなり!ステーキは一時期ダイエットに向いている食事としてPRをしていた。事実ステーキはダイエットには有効だ。
しかしある時期を堺に黒烏龍茶をいきなり!ステーキオリジナルブランドの500mlのものに切り替えた。それでお客が離れてしまったなんて話も聞く。利益を追求するあまりユーザーニーズを取りこぼしてしまう典型例だ。
だが復活した。サントリーの黒烏龍茶が。
こんなに嬉しいことはない。
迅速に運ばれてくるステーキ
びっくりした。サラダに手を付けて1分もしないうちにステーキが運ばれきた。お客が少ない時間帯であったのもあるだろうが迅速だ。
でもサラダを最初に食べる派の人にはありがた迷惑かもしれない。私はその限りではない。口直しにサラダを食べるもの全然オッケー派だ。
まさに腹ペコでいきなり!ステーキを体現している。最初に出てくるのはサラダだけど。
いきなり!ステーキはまだ終わらない
ランチワイルドステーキ300gでライスを抜くと、スープ・サラダがついて1290円。ゴールドカード以上になればワンドリンク1杯まで無料だ。
ちなみに西友のアンガス牛の肩ロースステーキ用300gで約600円。調理の手間を抜けば悪くないコストパフォーマンスだと思っている。
ダイエット、筋トレ中有にステーキは悪くない選択であり筋肉量を維持するためのタンパク質の確保をしやすい。脂身の多いワイルドステーキでも脂肪分はカットしてしまえば悪くないバランス。
ちなみに私は体作りのときはライスは頼まない。脂質の少ないヒレスレーキならまだしもワイルドステーキとライスの組み合わせはちょっとPFCバランス的にもよろしくない。
よくタンパク質の摂取には鶏むね肉がおすすめされる。確かに基本を鶏むね肉にするとコストパフォーマンス的には最高だ。しかしプリン体が多く痛風のトリガーを引いてしまう可能性があるため毎食鶏肉のような摂取は危険だ。
そういうことからタンパク質の摂取は色々なお肉を食べるようにしている。その1つが牛肉。いきなり!ステーキだ。
窮地に立たされたいきなり!ステーキだけれど、接客の改善、メニューの改善が見られ少なくとも私が愛用している店舗に限って言えば好印象を抱いた。
そしてなによりリーズナブルなステーキ屋がなくなると非常に困るので何とかこの危機を乗り切って欲しい。
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